人生 こころ 学びの場

心 と 環 境 3

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レッスン 11人生が変わらないのは
自分の人生を大きく変えていくのはとても難しいものです。誰でも今の人生よりもっと豊かで快適な人生に変えたいと思っているでしょう。でもほとんどの人はそう思うだけで、努力の割りには変わらない人生を続けます。なかには大きく人生を変えた人の話を耳にしますし、確かにそういう人もいますでしょう。いままで無名で平凡な家庭の人がスターの座を得て人生が一変した人はかなりいます。でもこうしたケースは自分の目指した目的が時機が来て開花したわけで、自然の流れでもあります。


ある程度の年齢を経て、人生のパターンが固定化しているのを変える、これが一大事なのです。なぜ変えるのが難しいのでしょうか。私もそうだったのですが変えるための作業ポイントが間違っているのです。私たちは豊かになろう、快適な人生をつくろうとして、自分を取り巻く環境や状況へ働きかけて変化を起そうとします。成功のためのノウハウやもっといい条件の仕事はないかとか、自分を取り巻く現われを変えようとします。


人生のいつの日にか挫折をし、あるいは不幸な処遇の日々、社会的に恵まれない立場などを過ごしたりしますと、人生に敗北感を持って生きていくことになります。これは自己否定の心です。こうした心には満たされない欠乏感が潜んでいます。この欠乏感を変えない限り人生は大きく変わりません
人の成功を素直に喜べない心、あるいは人の失敗を喜び願う心、これが自分の心にある人は如実に欠乏感を抱えている人です。この欠乏感を豊かな心に変えた人が、人生を大きく変えれる人なのです。
変える方法があります。今ある豊かさ、満たされた部分へ焦点を移し、豊かな感謝の心へシフトし、「過去は過ぎ去った」と思いを持ち続けるのです

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レッスン 12怒りは血に毒素をつくる
私もそうだったのですが、人はよく腹をたてます。腹を立てなきゃ損だと言わんばかりにしょっちゅう腹を立てている人がいますが、そういう人は腹を立てることが損なことだと知ることが必要です。だいいち腹を立てると自分自身の気分が悪くなりますし、折角の人生の大切な時間を損なっています。


アメリカのハーバード大学のエルマー・ゲーツ博士の調べによりますと、腹を立てると血液中に毒素ができるそうです。腹を立てると気分が悪くなるのは、血液の中に毒素が出来るからです。
おかしなことに自分が悪いと思っている時には腹が立たないですね。腹を立てるときは、「自分は悪くない。あいつが悪いからだ」と思っている時です。考えてみますと、自分が悪くないのに自分が腹を立てて自分の血液の中に毒素を造っていることになります。悪い人が腹を立てるのなら理屈がいいのですが、悪くないと思っている人が腹を立てるなんて馬鹿らしいことです。


よくよく考えてみますと、悪くないのに腹を立てるのは変ですから、腹を立てるからには自分が原因だということを無意識的に知っているからなのではないでしょうか。自分の心の底にある怒りを相手に投影して、怒りを起こすように二人の間の状況を作り出す。あるいは怒りのきっかけを無意識的に捜している。また無意識的に怒りを誘う場に関わりを持つ。これらは幼い頃からの不当な境遇などを我慢し、抑えていた怒りがたまって起こす、私たちの人生の一つのパターンではないかと思います。


いずれにしても喜びや怒りの感情などは、自分が起した自分のものなのです。同じ言葉を言われてもその腹の立ち方は相手によって違います。それが感情は自分のものである証拠です。怒りは血に毒素を造りますが、人生にも毒をおよぼします。怒りの正体を知る、これが極めて大切ではないでしょうか。

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レッスン 13愚痴をこぼす結果
私たちの身体と心は密接につながっています。心と身体は違った種類の働きをしますので、両者が密接に関わり合っているのが分りにくいのですが、まごうことなく一体です。ただ心の影響が身体にすぐ現われる場合と時間的経過をもって現われる場合とあります。恐怖を感じたときには、間髪を入れずに顔色が青ざめますし、緊張したときなどは身体が硬くなったり、おしっこが近くなったりします。また悲しみやストレスなどは身体にはすぐ反応しないで、時間的経過のあとにさまざまな症状となって現われます。


身体にすぐ変化や症状となって出ないために、私たちは不用意に怒りや悪口、嫉妬などといった悪い感情を起こします。こうしたマイナスの感情も時には必要なのですが、日常的、習慣的にこうした悪い感情を出すようですと身体にとっては悪い結果をもたらします。こうした私たちの出す感情は、身体に影響するだけではなく私たちの人生に決定的に影響を与えています。ことば(心)は波動ですから「類は類をよぶ」という法則で暗い感情は暗い人生をよび、明るい感情は明るい人生をよぶことになります。


ここに愚痴がどんな風に自分の身体に影響を及ぼしているかを、私の体験から述べてみます。もちろんこうした自分の体験からくる判断は主観的なものですから医学的、科学的に正しいとは証明できません。ただ直感的にそれがわかるのです。
人の心には一定の許容量があり、その範囲を越えたときに身体に変化をおよぼすと思われます。私はかっては大変に愚痴の多い人生だったのです。その頃はいつもおしっこをした後になぜか少し漏らすのです。下着に格納してから漏れるのですから、いつもズボンの濡れを気にしていました。なぜかわからなかったのですが、人生が変わり、あまり愚痴を言わなくなったと思うのと時を同じくしてお漏らしをしなくなったのです。


愚痴は口から漏らす言葉です。その愚痴の量が心の許容範囲を越えるほどになったとき、身体に影響をおよぼし、下の出口から漏らすという症状を起したと考えられます。ここにも「類は類をよぶ」という法則が働いています。心と身体は一体なのです。むしろ心が主体で身体は心の影と言ったほうが正しいのかも知れません。心は言葉が創ります。

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レッスン 14傲慢さとワナ
私たちの人生において、大なり小なりほとんどの人が陥るワナがあります。それは傲慢な心がもたらすワナです。私たちは幼い頃から競争社会の中で生きていきますから、どうしても他人と自分を比較します。人より優れた自分、人より上に立つ自分こそ価値があると思っています。こうした競争心があるから人は努力をし、進歩をするのですが、この競争心は同時にコンプレックスも創り出していきます。人は時に、この自分の心深くに潜むコンプレックスから目をそむけたいために傲慢な心を現します。


私たちはこの傲慢な人に出会うと嫌悪を感じます。傲慢な心は人を見下すという心と一対だからです。謙虚さが人の心の美しさの表れであるのに対して、傲慢さは人の醜さの表れです。心が自分を取り巻く環境や人間関係を創っていきますから、傲慢な心になると、自分の心の状態にふさわしい醜い環境や人間関係が生じてきます。そして苦しく惨めな生き方となり、かっての傲慢さが影をひそめていきます。


しかし、状況の変化と自分の心との因果関係は、非常にわかりにくいものですから、環境や人間関係の悪化が自分の傲慢さから来ているとはなかなか気がつきません。人によってはこの傲慢さと惨めさを何回か繰り返すことになります。傲慢さと転落は一対です。傲慢さが大きく、人に圧迫感や不快感を与える度合が強ければ転落のワナも深くなります。これが人生における『原因と結果』の法則です。「自分が」と思う心が傲慢な心ですから、感謝とは対極な心なのです。人生は見事に機能しています。

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レッスン 15心の法則
昔から「笑う門には福来る」という諺があります。これは明るい家には明るい出来事(福)が来るということを言っています。また、「積善の家には余慶あり」とも言われ、良い行いの家には有り余る慶びの出来事が訪れると昔から言い伝えられています。これらは”類は類をよぶ”という心の法則を表しています。心に描いた明るい心、暗い心に応じて同種のものが引き寄せられて来るという法則です


私たちをとりまく人間関係もこの”類は類をよぶ”あるいは、”類は友をよぶ”という法則で構成されています。暴走行為に心が惹かれる人たちが集まって暴走族と言われる仲間が出来ますね。これなども典型的な”類は友をよぶ”という例です。
人間関係に限らず、私たちの人生も心の法則によって展開しています。”原因結果の法則”と言われる心の法則が私たちの人生に確実に作用しています。例えば、いつも心がイライラしていて言葉や態度で人と衝突している人は、車や何かの衝突事故を起したり、巻き込まれたりしますし、心に怒りを溜め込んでいる人は、人間関係を壊したり、秩序を壊したりします。


人生上の大きな出来事だけではなく、日常の些細な出来事にもこの心の法則が働いています。ちょっとしたはずみに何かに手が挟まれて痛い思いをしたりしますが、一見偶然に見える出来事も、自分の心をよくよく辿ってみますと思い当たる節があるものです。
自分を変え、人生を変えていくためには、原因結果の現れ方をよく精査し、理解していくことが大切です。心の法則をしっかりと捉えることで人生のしくみが見えてきます


”認めたものが現われる”という心の法則もあります。わが子のダメなところだけを見つめて、いつも小言を言っていますと、その子は本当にダメな子供としての姿を表します。いいところを見てほめられる子供はいいところが伸びます。心の法則は自分に限らず、自分を取り巻くまわりの環境へも作用しています。

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