 | レッスン 16 | 何を実現するのか |

私たちの心の根本には何かを創り出したい心が存在しています。その心が人によってさまざまな方面に現われます。音楽や彫刻といった芸術の方面、産業的な技術面、あるいはスポーツの記録的な面など多種多様な方面で創作活動をします。また、金持ちになりたい、会社を興して成功者になりたい、平凡でいいから幸せな家庭を築きたい、これらもみなことごとく自分の心の中の創り出したい欲求の働きです。 人生はすべて自己実現であるとも言えます。それだけに自分が何を実現するのかということが、人生にとって極めて大事だということになります。この自己実現の目標を間違うと人生の大きな損失ともなりかねません。自己実現といっても大小さまざまです。○○の資格を取りたい、○○キロダイエットしたい、これらもみな素晴しいことなのですが、自分の生き方を決定づける目標をどこに定めるかということがとても大切です。 人生は自分の心が創り出します。心の底で想うところのものが人生に表現されてきます。難しいのは自分で考え想っているはずと違う人生になることですね。心では金持ちになりたいと想っているのに、ひとつもその通りにならないのが通常です。それはもうひとつ奥の心に、自分は金持ちになるのにはふさわしくないと想う隠された意識があるからです。 大きな自己実現のためには、自分に最もふさわしいと心から納得できる目標を決める必要があります。これがピタッと決まればとても楽しくやりがいのある人生になります。自分がなすべき目標がずれていると人生を回り道します。 あなたの本当の目標がまだ見つかっていないようでしたら、まず理想の目標をあれこれ思いめぐらしてみましょう。「私の人生で本当にやりたいことは何だろうか」と。
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 | レッスン 17 | 私は何にも興味がない |

自己実現と言われても「私は何にも興味を持てるものがない」という場合を考えてみましょう。こういう人はかなりいらっしゃいます。今、なにかに打ち込んでいる方でも初めからそれを見つけていたという人は稀でしょう。ほとんどの人がほんとうに自分にむいているもの、生きがいを感じるものが何なのかわからなくて悩んでいたというのが実情でしょう。 「何にも興味がない」という生き方は退屈と苦悩の人生です。喜びが限られるからです。「生きがいや興味の持てるものは初めから存在してるはずだ、でも私にはない」こう思う人は見つける努力もしません。人は自分で思った通りのものになります。生きがいを見つけない人は、生きがいの限られた人生を創ります。 まだ一生懸命働いているうちはいいのですが、年をとり一段落したときに、生きがいや興味のもてる何かがないというのは、決定的にネガティブな生活を招きます。 ネガティブな人生を招く人のパターンは「お金さえ充分にあれば、もっと暇さえあればやりたいことをやれるのに。・・ああだったら、こうだったらいいのに」とこんな感じです。今は自分の興味のもてることや生きがいがなくても、常にそれを求めていれば必ずそれは与えられると信じていいと思うのです。求めるものは初めからはっきりとした姿で現われることは稀でしょう。初めの現われは小さな姿、小さな動機です。 求めるものは行動のプロセスのなかで、次第に姿を現してきます。 自分がわくわくとするほどの興味あるものや生きがいは、自分がそれと思われるものに取り組んでいくうちに得とくするものではないでしょうか。
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 | レッスン 18 | 人生の転換 |

人生を変えるには、いくつになってもそれ相応の決断が求められます。現状を変えようとするわけですから、それなりの覚悟と勇気が必要です。私たちにとって一番楽なのは現状を持続することなのです。例え思わしくなく不平不満な現状でも、人は何がしかの安住の理由を見つけて、変化していくことをためらいます。人生を変えることへの挑戦は、年齢や能力とは関係ありません。自分の変化への取り組みを止めたときが、年齢に関係なく老いた時と言えるのではないでしょうか。 あがり症から抜け出して、もっとのびのびと生きたいと思う人はたくさんいます。しかしこうした変化を起こすにも決断と勇気なくしては自己実現を果たしません。かなり多くの人が一歩踏み込む勇気がなくて、何の変化も起こさないまま「あがり症がつらい」と閉塞的に生きています。 人生を変えるには、機会を逃さないということがとても大切です。変わるための絶妙な機会というのがあります。この機会を逃して、この次にしようと思ったら先ず転換の実現は無理です。 絶妙な機会とは変わりたいと切に思っている時です。人は何もしないための理由を密かに見つけようとします。それは実際に行動を起こすことが恐いものだから、しない理由を見つけるために、ちょっと聞いたら合理的に思える格好の理由を見つけます。ここが肝心です。ここで負けると、人生から積極さが失われ、無気力に支配されます。 勇気ある決断を求められることなしには、人生は真に新しい転換を迎えることはない。(ヴェルナー・クラーク)
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