 | レッスン1 | チャンスは「今」にある |
自己実現とは、なりたい自分像、あるいは目的を達成することですね。 人が生きるということは、誰でも自己実現を目指して生きているということに他なりません。 では、自己実現を果たしている人というのは、どんな人なのでしょうか。
自分の望む状態をある程度まで達成した人、あるいは達成しつつある人は、そのことで大きな悦びを得ています。その悦びは自分の精神的な充足感から来ますので、生き生きとして自信に満ちています。 そして、 他(ひと)
と自分を比較することがなくなり、他(ひと)のとが気にならなくなります。そして、一つの目的を実現した人は、さらに次なる目的に向かって始動し
ます。そうして、日々新たに何かを学びながら生きていきます。  今、あなたが自信がなく、どう生きていいかわからない人であるならば、何か変わるキッカケとなるチャンスを求めてみましょう。
自己完結している人も初めからそうであるはずがありません。みな同じような自信のない時期、苦悶の時を経て生きてきたはずです。
大切なことは、どんな小さなチャンスでも、与えられたあるいは見つけたチャンスにはまず乗ってみることではないでしょうか。
傷つくことを恐れないでください。どっちみち人は傷ついて生きているのですから。私たちの話し方教室へ見学へいらっしゃる人たちの中にも、この一歩を踏み出す勇気のない人たちがいらっしゃいます。
この小さなチャンスを見逃すと、次のチャンスをつかむのはいっそう難しくなります。今のチャンスよりも、もっと大きなチャンスが来ないとつかめなくなるからです。大きなチャンスほどなかなか来ません。
次のチャンスも見逃すと、さらに大きなチャンスを待つことになります。 結果、今いる場から出ることがどんどん出来なくなります。
自分が変わりたい。成長したい。 それを実現していく方法は、「今」の機会を生かすことではないでしょうか。
その果実が甘いか苦いかは食べてみないとわかりません。まず、チャンスかなと思ったら乗ってみましょう。 すべてはそこから始まります。
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 | レッスン 2 | 自分を認める |
自己実現を果たすためには、どうしても自分を認める必要があります。
人のなかには、一時的にしろ長期間にしろ、どうしても自分が嫌でしょうがない、どうしても自分を認めることが出来ないという方がいらっしゃいます。
考えてみますと、そういう受け取り方をするほうが当然かも知れません。また、そういう人は心の純粋な人といっても過言ではないでしょう。
自分が生きてきたなかで、自分の行為の醜さ、自分の心の醜さ、あるいは育った環境の醜さなどを感じない人っているのでしょうか。
たとえ行為に移さなくても、心のなかのドロドロとした思い、これは人である以上みんな抱えて生きていると思います。
そんな自分を好きになれますか?むずかしいですね。  ではどうすれば自分を認め好きになれるのでしょうか。
逆な方法と思われるかも知れませんが、まず、自分の醜さから逃げないで、とことんその醜さを見つめてみることだと思います。
私たちが気嫌いする人がいっぱいいます。どうしてあんなことが出来るんだろうと。実は、そうした気嫌いする人と同じ心は全ての人に意識しているしていないに関わらずあると思います。
自分の心の中にはすべてがあるように思えます。どんな醜い思いや、イメージも。そして、醜さだけではなくて、どんな善も、良心的な行いも、やさしさもすべてを心に持っているのが人間のような気がします。 あなただけではない。私だけではない。 全ての人が醜く美しいと思うのです。
人は、全てを表現できるようにつくられていると言ってもいいのではないでしょうか。とことん自分の醜さを見つめてみましょう。そしてそのあとに何が見えるのか。
過去はいいのです。 過去は一つの表現だったと思えませんか。〈これから〉です。これから自分の人生をどう表現するか。ひとつひとつ自分らしい表現を積み重ねていきましょう。
自己実現には、希望の心が必要なのです。
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 | レッスン 3 | とっておきの言葉 |
人はいつまで経っても未熟です。いつも自分の力の無さ、いたらなさに不甲斐ない思いをいだいているものです。
そんな私が自己実現などについて何かを書こうというのですから、ずいぶんと気がひけます。でも未熟なりにも持っているものを表現してみようと思っています。
あの天才画人葛飾北斎が90歳で亡くなる前に「天、我をして五年の命を保たしめば真正の画工となるを得べし」・・自分にあと五年の命があれば本物の画家になるものを・・
と言ったそうです。これが人なのですね。完成は永遠の先にある、こう思えば救われます。
天才でさえ「自分はまだまだだ」と言っているのですから、私たちが「自分はダメだ」と思うのもっともですね。 実は 自己実現にとってこの「自分はダメだ」と思ったりつぶやいたりするのが一番の障害であると思っています。
「自分はまだまだだ」と「自分はダメだ」という言葉は似ているようで大きく違います。表と裏ほどの違いです。  「自分はまだまだだ」ということは、今のようではダメだからこれからまだ頑張るぞという気持が入っているのですが、「自分はダメだ」という言葉には悲観的否定的な
気持を感じます。
教室の人たちの中には「私なんかダメです」と言われる方がたくさんいらっしゃいます。人は言葉の力で心に影響を受けています。「駄目」という悲観的な言葉の力で、心が沈んでしまいやすいのです。
あがりが治って悦びの人がいる反面、途中で止めてしまう人もかなりいらっしゃいます。注意深く観てみますと、その人の心構えにあることに気がつきます。「どうせ駄目だろう」と決めている方が挫折しているのです。おかしなことにあがりを治したくて教室へいらっしゃるのに
「どうせダメだろう」と始めから否定的なのです。これでは何をやっても自己実現は出来ません。
大切なのはいつのばあいでも「自分はこれからだ」と言葉の力で自分を鼓舞することではないでしょうか。
私などもさまざまな出来事に出会い意気消沈する時もあります。誰しもそうでしょう。でもその時の とっておきの言葉が「自分はまだまだこれからだ」という言葉です。どんなに今失敗していても自分はまだまだこれからなのです。いくつになってもまだまだこれからなのです。
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 | レッスン 4 | 目標達成が出来ないわけ |
私たち凡人と成功者と言われる人との違いはどこにあると思いますか?能力ですか、努力ですか、それとも運でしょうか?
世の中にはコツコツ努力しても報われない人もいます。そうかと思えば暢気に構えているのに成功している人もいます。 自己目標を達成する人、出来ない人、その違いを様々な指導者のことばから探ってみました。
![]() R・E・デーヴィス、ジェームス・アレン、ジョセフ・マーフィー、オリソン・マーデン等々驚くほど彼らの思想は共通しています。
要点は、『 出来ると信じたら達成するまで心を変えない』ということです。 日本にも古くから言われている言葉があります。『 精神一到何事か成らざらん』、この言葉も前記と同じことを表しています。
裏を返せば、目標を達成出来ない人は、達成する前にあきらめてしまうということですね。私たちはちょっとした状況の変化や困難に出会うと、運が悪かったという言い訳を見つけてあきらめてしまいやすいですね。 実はここです。
成功する人、目標を達成する人、その人たちはここで 心を変えないのです。 どんな心かと言いますと、「これはできる」と思ったこと、心に描いた目標です。何でも心の中に「これはできる」と心に強く思い描いた考えは、やがて形になって具象化して来ると、かの指導者たちは説いています。
「これをしよう」ではありません。「これはできる」です。「これはできる」は信念です。「これをしよう」という考えには弱さがあります。みんな「これをしよう」と思って始めるのですが、いつの間にかできないような気がしてあきらめて元の考えや目標を捨ててしまっています。
自己実現を果たすかどうかは、自分の心をどうコントロールするかにありそうですね。ともに頑張りましょう。
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 | レッスン 5 | ことばは種です |
何気なく使われたことばが、気がついたときには、自分の人生に大きな影をおとしていた、という経験はありませんか? 目に見えた影であれ、目に見えるほどには意識していない影であれ、誰しもことばの影響なく生きている人は一人もいないでしょう。
今ある環境を発芽させ、創ったのはことばが原因になっていると思いませんか。 ことばを二通りに分けて考えてみます。 一つは他者の発したことばの影響です。 私の場合を例にとってみますと、高校二年の時のことです。それまで人前で話すのは苦でもなく、むしろ得意だったのですが、あるとき、国語の時間に
教科書を読んでるときに声が震えたんです。その時の国語の先生が(実は私と相性が悪かったのですが)「おまえは虚勢を張っているんだよ。」と言われたんです。そのことばが、実は図星だったんです。私の心にみごとに突き刺ささり、それ以後長きに渡り、声の震えやあがりで苦しい人生を歩むことになりました。
また、ある女性が小学校低学年のころ、お母さんに「あなたは、なんて話し方をしてるのよ」と叱られたのがきっかけで、人前で話すのが苦手になった方もいらっしゃいます。  逆に、水泳のオリンピック選手だった長崎宏子さんは、泳ぐのがあまり好きじゃなかったのに、小学二年生のときのコーチが「宏子は平泳ぎのキックのしかたがうまいなぁ!」
とほめ続けてくれたおかげで平泳ぎが大好きになったそうです。 まさにことばの力です。長崎さんは『すごい!と思ったら、やっぱり全身でほめてあげることが大切だ。ほめられると子供って、目の輝きが違ってきます。嬉しいという気持ちが、もっとできるかも!というプラス思考ややる気の芽をぐんぐん伸ばします』と語っています。
もう一つのことばの働きは、自分の発することばの影響です。 自分の今ある環境は自分が今まで使ってきたことば(思い)の結果に他ならないと、自己啓発家たちは言い続けています。 言えることは、他者の発したことばといえども、自分の心の中に共鳴する心(ことば)が無かったら心にさほどひっかかることもなく、そのことばは通り過ぎていったでしょう。
結局、他者の言ったことばでも、影響を受けたということは、自分の内にある自分のことばであったと考えられるのです。 誰のせいでもありません。全て自分の心の影なのです。 ただ、自分が確立されるまでは自分のことば(こころ)が定まっていません。他者、とくに親、先生の発することばには大きな力があります。私達は自分の発することばの持つ力をもっともっと理解していたいですね。
言葉の使い方は習慣性がありますので私達のような年齢になってから気づくより、幼い頃からことばのただしい使い方、ことばの目に見えない力を教えられればどんなにか素晴らしいでしょう。 ことばは種です。ことばは創りだす力を持っていると信じます。
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