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生 き 方 3

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21奪われる生き方
「与えよさらば与えられん」という言葉は有名ですね。イエス・キリストが言った言葉なのですが、今では一般に広く使われています。今の人はご存知ないのでしょうが、昔の井戸水を汲み上げるポンプは、最初に誘い水といって少々の水をポンプに入れると、井戸の底の地下水脈からこんこんと水を汲み上げることが出来るしくみでした。これは「与えよさらば与えられん」をうまく表現するのにちょうどいい例えです。私たちが豊かに不足なく生きていくためには、与えるという行いは欠かせません。

寄付行為やチャリティショウなどもこの与えるという生き方を実践するためなのです。が、私たちはなかなか豊かで不足のない生き方が実践できていません。
一つには与える心が純真でなく、どこかに見返りとか名誉心などの気持が混じっているからかも知れません。大きな形での与えるという行為でなくても、人のためになることを人知れず行っている人こそ、悦びと心の豊かさに満たされた”豊かな人生の人”なのでしょう。

もう一つの満たされない人生を創る原因に「奪う者は奪われる」という心の働きがあります。人のためになるいいことをしている一方で、私たちは人を傷つけたり、悲しませたりしています。物を直接的に奪うような生き方をしていなくても、人の心の幸せを壊すのも立派な奪う行為なのです。「与える者は与えられる」という働きと「奪う者は奪われる」という働きは表裏一体です。私たちの人生に同じ力で作用します。気をつけないと私たちは何げなく”奪われる生き方”をしています

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22「今」の生き方
自分の心を真摯に見つめることが人生にとってはとても大切なことです。人生は積み重ねられて結果が出てきますので、その都度の生き方、心のあり方がその人の人生を決定づけます。もう少し突きつめますと「今」という時間を、どう思いめぐらし、どう行動しているかがその後の人生に結果として現われてきます

成長期や働きざかりの時は、みなそれぞれに生活が活動的に流れていきますので、各自の心のあり方など何ほどのことかと思えます。でも生き方の違いは人生の終盤期にはっきりと現われてきます。「今」の生き方が積み重ねられて人生が創られているからです。

人の不幸せは間違った思い、間違った行動、ウソ、虚栄などが創り出す部分が大きいのです。これはみせかけの自分、ニセモノの自分が創り出しています。
幸せは、ほんとうの自分、本来の自分を生きることから来ます。自分が本当に求めているもの、心の一番深いところから湧いてきた思いを行動に移したとき、本当の満足が得られます。また、あるがままの自分を表した時、落ち着きと安心を得られます

私たちは本当の自分を生きているようですが、かなりのところみせかけの自分、思い込みの自分を生きています。また多くの場合、自己満足を得るための生き方をしています。自分の心を真摯に見つめることが、本当の自分、本来の自分の生き方につながります。

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23怒りの中に切実な願いがある
怒りの中には自分が向かうべき手がかりがあります。人は幼い頃から自分のすべての思いや感情を発散させてきたわけではありません。親や他の人との人間関係のなかで、言いたいことを我慢したり、本当に自分がやりたかったことや望みを封印したりして生きてきています。私たちが何かをきっかけとして発散する怒りの奥深くには、こうしたはるかな思いのエネルギーが隠されています。

人は自分の個性が向かっていくべき道をふさがれていることに対して、潜在的に怒りをかかえて来ているのです。母となった女性が娘に何かを期待し、自分の思うようになってくれなくて、しばしば娘にイライラや怒りをぶつけることがあります。そのイライラや怒りの奥には自分が抑圧してきた何かがあるからなのです。怒りの中には、悲しみ、痛み、恐れなどといった隠された感情が潜んでいます。どんな怒りであれ、自分の怒りに注意深く関心をもって心の目を向けていく必要があります。

怒りを悪いことだとして閉じ込めることばかりに関心を払っていますと、いつか爆発の時がきます。怒りに「気づき」の光をあてる努力をするのです。怒りもまぎれもない私たちの一部なのですから。怒りには攻撃性だけではない、自分の魂の切実な願いもあるのです。その心を解き放ってやれば自分が向うべき生き方の手がかりが見えてきます

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Copyright (C) SEIWA Kawakami All Rights Reserved /2008 12 30 更新
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