人生 こころ 学びの場

人 生 に つ い て 6

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26  人生は表現を模倣する
オスカー・ワイルドは「表現は人生に先立つ、人生は表現を模倣する」と言っています。またアメリカの心理学者であり、哲学者であるウィリアム・ジェイムズ教授は「悲しいと泣き、嬉しいと笑うのも事実であるけれども、その逆も本当である。笑えば楽しくなり、泣けば悲しくなる」という説を発表しています。
このようにかなり以前から自分の表現や表情が人生を創るということは言われています。表現や表情は心と密接に結びついていますから、言い方を変えると「心が人生を創る」ということになります。

甘えたり、同情をしてほしいために、不幸な表情をしてみたり、いかにもかわいそうらしく振舞っていると、 人生はその表現を模倣して、実際に幸福にはなりません。
いつも不満そうにふくれっ面をしている人も「自分はツイてない」と言いたいのでしょうが、ほんとうはツイていないのではなく、ツキが寄って来ないのです。
人生には「類は類を呼ぶ」という法則が働いていますので、自分の心に応じた環境が引き寄せられて来ます。

何かの被害者になって、つらく苦しい思いをしている場合などでも、いつまでも加害者を憎み恨んだりしていますと、その憎み恨む根拠としての症状なり、苦しみなりを存続させることになりかねませんし、裁判になった場合などでも、裁判を有利に勝ち取るためには、その根拠となる傷み、苦しみが癒えると不利ですから、 傷み、苦しみを癒さないところの働きが心の中に起こってきかねません。
「人生は表現を模倣する」、この言葉は幸せな人生を創るうえでとても大切です

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27  認めたものが現われる
私たちの人生を貫いて働いている法則に”認めたものが現われる”というのがあります。人生は表現の世界ですから、その人に応じてさまざまに展開してきます。今もしダメな自分、満たされない自分としての人生を生きている人は、初めからダメで満たされていなかったのではなく、ダメな自分、満たされない自分を現してきたのです。

人の能力や力は本来パワフルであり、どのようにも発揮されるのに、私たちは自分で自己限定をしてしまい不満足な生き方をしています。幼い頃から繰り返してきた失敗や間違い、そしてまわりの人からの評価などでなかなか優れた自分を認めることが出来なかったのです。

オリンピックの水泳選手だった長崎宏子さんは小学校の時、水泳の先生に「宏子は平泳ぎが上手だなァ。足の使い方が上手いなァー」といつも言われていたので、水泳が得意になったと言っています。先生が長崎さんのいいところを認めたので、長崎さんが水泳の名選手として成長したのです。
多くの親がわが子の優れたところをあまり認めないで、ダメな部分を心でつかみ「なんとか良くしてやろう」としています。心でダメだと認めるからダメな部分が消えないのです。

認めたものが現われるのですから、心に良いところを認めてそこを伸ばしたほうが賢明な生き方です。潜在意識が認めたものは、自分にとって都合の良い事柄でも、悪い事柄でも忠実に表現されると言われています。潜在意識へ働きかけるのは心の習慣性です。思い込みです。自分の善いところを肯定的に認める、それが幸せへつながる生き方です。

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28  見せかけの生き方
生き方を間違えますとかけがえのない人生を損ないます。私たちの人生は誰もが五里霧中の中を手探りで生きているのが実情ですので、どれが正しい生き方でどれが間違った生き方かはなかなか決め付けることは出来ません。間違った生き方を歩んだ結果、人生にとって貴重な体験であったということもあるわけです。しかし、いつかは五里霧中から脱け出し、先の見える生き方をしなければなりません。

先の見える生き方とは、本当の自分、あるいは自分が本当にやるべきことが見える生き方ではないでしょうか。間違った生き方とは仮面をつけて、それが自分だと思いこんで生きていることと言えませんか。
現代社会は競争社会であり、物や金、地位といった目に見えるものに捉われやすいために、なかなか本当なるものが見えにくいのです。そのため見栄や世間体といったニセモノに心がとらわれ、本当の自分を見失ってしまいます。

そういう時、多くの場合、自己満足の生き方をしています。自己満足は自分をごまかす薄っぺらな生き方です。それは比較社会がもたらした心の歪みであり、見せかけの自分に過ぎません。自分が本当に満足するもの、心の底から悦べるもの、これこそ達したら死んでもいいと思えるものとは程遠いものです。
人生は、自分を見つめ、見つめしながら本当なるものにたどり着いて行くものなのかも知れません。

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